大阪府八尾市の路上で府警八尾署の警察官2人が盗難車に計4回発砲し、運転していた石橋健太容疑者(41)=公務執行妨害容疑で現行犯逮捕=が死亡した事件で、府警捜査1課は16日、遺体を司法解剖した結果、死因は銃撃に伴う失血死だったと発表した。遺体の状況から3発の銃弾が命中していたことも判明した。
府警は、盗難車の車内から白色の結晶入り小袋や注射器、十数枚の他人名義のクレジットカードなどを押収したことを明らかにした。結晶が覚醒剤の疑いもあるとみて成分鑑定を進める。
府警によると、銃弾は右脇腹と右上腕部、左膝に命中し、うち2発は体内に残されていた。右脇腹から体内に入った銃弾が動脈や肝臓を傷つけ、致命傷になった可能性が高い。石橋容疑者は2022年12月、府内で発生した窃盗事件の容疑者として指名手配されていたという。
事件は13日午後1時20分ごろ発生した。八尾署地域課の男性警部補(47)と男性巡査長(26)は、パトカーでパトロール中に盗難車を運転する石橋容疑者を発見。約1・6キロ追跡した後、石橋容疑者がパトカーに車をぶつけて警告にも応じなかったため、車の運転席側と助手席側からそれぞれ2発ずつ発砲したとされる。
警察官2人は手首の捻挫や脚の打撲などの軽傷を負っており、府警は殺人未遂容疑などでも調べている。【郡悠介、清水晃平】