障害児らが通う福祉施設に支給される給付費を水増し請求してだまし取ったとして、埼玉県警は18日、施設運営会社(東京都葛飾区)の代表の男(51)と元社員の男(43)を詐欺容疑で逮捕した。この会社が運営する複数の施設では、これまでに1億円以上の給付費の不正受給が判明しており、県が昨年1月、障害児通所支援事業者の指定を取り消す行政処分を出していた。
捜査関係者によると、2人は共謀し、2020年11月と12月の2回にわたり、埼玉県八潮市にある障害者施設「みんなのいえ八潮中央」の利用者が放課後等デイサービスなどを利用した際の障害児通所給付費を同市に水増し請求し、計約415万円を男が管理する口座に振り込ませ、だまし取った疑いがある。水増し分は児童ら12人分の計約132万円に相当するという。県警は、他の系列施設で判明している不正受給についても解明を進めている。