博多女性殺害、容疑者「この刃物で刺した」…十数か所の女性の傷と刃物の形矛盾せず

福岡市博多区のJR博多駅近くの路上で16日、福岡県那珂川市、会社員川野美樹さん(当時38歳)が刺殺された事件で、殺人容疑で逮捕された飲食店従業員寺内進容疑者(31)(福岡市博多区)が、県警に任意同行を求められた際に所持していた刃物を使って川野さんを刺したと認めていることが、捜査関係者への取材でわかった。
寺内容疑者は18日午前、博多区内の路上で県警の捜査員に発見され、博多署に任意同行を求められた。捜査関係者によると、その際に所持していた刃物について、寺内容疑者は「この刃物を使って刺した」と供述しているという。
司法解剖の結果、川野さんの死因は失血で、頭や胸に刺し傷や切り傷が十数か所あった。県警は寺内容疑者が所持していた刃物を押収しているが、刃物の大きさや形状は、遺体の傷の状況とも矛盾しないという。県警は刃物の詳しい鑑定を進める。
県警は20日、寺内容疑者を殺人容疑で福岡地検に送検した。寺内容疑者は午前9時20分頃、署員らに連れられて、博多署の通用口から現れた。紺色のベストのフードを目深にかぶり、うつむいたまま、ゆっくりとした足取りで護送車両に乗り込んだ。