東京・狛江の強盗殺人 前日に防犯カメラに白のレンタカー、下見か

東京都狛江市駒井町の住宅で住人の大塩衣与さん(90)が殺害された強盗殺人事件で、容疑者が乗っているとみられる白色のレンタカーが現場から東方向に走り去る様子が付近の防犯カメラに映っていたことが、捜査関係者への取材で判明した。同じレンタカーが事件前日に同市内を走行しているのも確認されており、警視庁調布署捜査本部は下見をして計画的に犯行に及んだ可能性があるとみて調べている。
捜査関係者によると、このレンタカーは事件前日の18日に狛江市内を走行していたほか、事件直後の19日午後には大塩さん宅の前の道から東京都世田谷区の二子玉川方面に向かう様子が、近くの建設会社に設置された防犯カメラに映っていた。
また、容疑者が乗っていたとみられる別のレンタカー1台も事件当日、大塩さん宅近くの道路を行き来する様子が確認された。
レンタカーはいずれも都内で借りられたとみられ、複数人が2台のレンタカーを使った疑いがある。
捜査本部は21日、司法解剖の結果、大塩さんの死因は多発外傷とみられると明らかにした。全身に複数回殴られたり蹴られたりしたような痕があったほか、左肘が開放骨折していた。死亡推定時刻は19日正午ごろという。
捜査関係者によると、今月に入り関東地方で相次いでいる住宅や店舗を狙った強盗事件の一部でもレンタカーが使用されていた。複数人で押し入って住民の手足を縛るなどの手口も似ており、捜査本部は狛江市の事件との関連を調べている。
狛江市の事件を巡っては、千葉県大網白里市であった強盗傷害事件に関与したとして千葉県警が逮捕した男性自衛官の携帯電話に、大塩さん宅に強盗に入るという趣旨の記録があったことが発覚のきっかけになった。【鈴木拓也、木原真希、岩崎歩】