神戸4人死亡火災 焼け跡から吸い殻、たばこ不始末か 兵庫県警、死亡3人はCO中毒

神戸市兵庫区で22日未明、3階建て集合住宅「第2ひろみ荘」が焼け、8人が死傷した火災で、焼け跡からたばこの吸い殻が見つかったことが23日、捜査関係者への取材で分かった。兵庫県警はたばこの不始末の可能性を視野に、出火原因を慎重に調べている。
県警は同日、現場で死亡が確認された4人のうち、77~79歳の男性3人を司法解剖。死因はいずれも急性一酸化炭素(CO)中毒で、目立ったやけどはなかった。それぞれ1階の自室で倒れているところを発見されており、煙を吸い込んだとみられる。
残り1人の男性(86)は、1階南側の角にある自室から建物出入り口に向かう廊下で倒れているのが見つかった。この部屋付近の焼け方が激しく、男性も体の広い範囲にやけどを負っていた。県警は24日に男性を司法解剖し、詳しい死因などを調べる。
県警によると、火災は22日午前1時半ごろに発生。鉄筋コンクリート3階建て延べ約300平方メートルのうち、1階の23平方メートルと2階3平方メートルを焼き、約1時間後にほぼ消し止められた。建物の外に階段はあるが内側に階段はなく、冬の未明の時間帯で扉や窓は閉まっていたとみられる。
火は大きく燃え広がらなかったが、発生した煙が密閉状態となった1階で急速に充満した可能性が高い。死亡者のほかに4人が搬送され、うち2人が重体となっているが、この4人も1階の自室や廊下、建物の出入り口付近で見つかった。
県警は23日も、神戸市消防局と合同で現場検証を実施。焼け跡から吸い殻が見つかっており、24日も現場検証を続けて出火原因の特定を進める。