国際科学技術財団(東京)は24日、独創的な研究で社会の発展に寄与した科学者らをたたえる今年の「日本国際賞」の受賞者4人を発表した。「エレクトロニクス、情報、通信」分野では、光ファイバー網の長距離、大容量化に貢献した東北大の中沢正隆・卓越教授(70)と情報通信研究機構の萩本和男・主席研究員(68)が選ばれた。授賞式は4月13日に行われる。
中沢氏と萩本氏は、光の強さを増幅させる性質を持つ希少元素「エルビウム」を加えた光ファイバーに、特定の波長のレーザー光を流す方法で、光ファイバー通信用の「増幅器」の小型化に成功。海底ケーブルなどのインターネット通信能力を飛躍的に発展させた。
「生命科学」分野では、光を照射して狙った神経細胞の活動を操作する技術を開発した英オックスフォード大のゲロ・ミーゼンベック教授(57)と米スタンフォード大のカール・ダイセロス教授(51)の受賞が決まった。