新名神立ち往生は解消 通行止め解除は27日午前に 除雪難航

大雪の影響で、新名神高速道路の三重県―滋賀県間の一部区間で続いていた立ち往生は、発生から1日以上がたった26日午前8時ごろに解消した。中日本高速道路は通行止めも同日夕に解除するとの見通しを示していたが、除雪作業などが難航。三重県内の一部区間については27日午前に解除がずれこむとしている。
立ち往生が続いていたのは、四日市ジャンクション(JCT、三重県)―亀山西JCT(同県)間の上下線と、亀山JCT―甲賀土山インターチェンジ(IC、滋賀県)間の下り線。
中日本高速によると、亀山JCT―甲賀土山IC間の通行止めは26日午後8時40分に解除された。
通行止めは25日午前3時50分ごろから始まったが、すでに立ち往生が起きていたとみられ、車の列は下り線で同日正午過ぎに計約34・5キロに達していた。
解消までに約28時間を要した大規模な立ち往生はなぜ発生したのか。
同社や三重県警によると、並行する名阪国道が積雪の影響で24日午後7時ごろから亀山IC―天理東IC(奈良県)が通行止めに。このため新名神高速に交通量が集中したほか、新名神が接続する滋賀県内の高速道路でも立ち往生が発生していた。これらが重なり、新名神の問題の区間は、通行止めになる前から激しい渋滞が発生していた。
中日本高速は、通行止めにして車両の流入を止めた後、渋滞に巻き込まれた車を出口に誘導したが、接続する一般道でも渋滞が発生。多数の車が高速を降りられずに足止めされた上、その間も降雪が続き、タイヤが雪に埋まるなどして動けなくなったとみられる。
さらに、立ち往生した車両が車線を塞いだため、除雪車などが入れない場所では、手作業で除雪を行わざるを得なかった。作業員が融雪剤をまいたり、凍った路面をスコップでたたいたりしているという。
同社は26日夜、凍結箇所が多く作業に時間がかかっているとして、残る四日市JCT―亀山西JCT間の通行止め解除は27日午前になると明らかにした。
三重県菰野町消防本部などによると、同町内で立ち往生していた高速バスの20代女性と30代男性の乗客が体調不良を訴え、病院に搬送された。いずれも会話はできる状態だという。【原諒馬】