キャリーケースの切断遺体の身元判明 和歌山市内に住む38歳女性 水死体で見つかった男性と交友関係

和歌山市の紀の川付近でキャリーケース2つに入った切断遺体が見つかった事件で、警察は遺体の身元が和歌山市内に住む38歳の女性と判明したと発表しました。
1月19日、和歌山市北島にある紀の川の堤防道路に放置された軽自動車内のキャリーケースと、近くの橋脚の土台にあった別のキャリーケースから、それぞれ切断遺体が見つかりました。
約2.5キロ下流では、18日にシャツとスパッツを身につけ、目立った外傷のない中年男性の水死体が発見されていて、軽自動車は男性が和歌山市内で借りたレンタカーでした。
また軽自動車の近くでは、男性のものとみられる上着と靴が見つかっています。
警察は死体遺棄容疑で捜査。
女性の遺体についてDNA型鑑定などを進めた結果、身元は、和歌山市に住む平柳奈都弥さん(38)だと判明しました。
捜査関係者によりますと、平柳さんは水死体で見つかった男性と交友関係にあったということです。
また新たに男性の死因は溺死だとわかりました。
警察は引き続き、2人が死亡した経緯などを調べています。