「闇バイト」募集投稿をAIで検出 兵庫県警が来年度から導入方針 警告文送って効果的な犯罪抑止へ

SNSなどで「闇バイト」を募集する不審な投稿をAI(人工知能)で自動的に検出するシステムを、兵庫県警が来年度から導入する方針です。
兵庫県警によりますと、AIを用いた自動検出システムは、「闇バイト」や「高収入」といった言葉を含む投稿を抽出します。
その上で、特殊詐欺グループの勧誘につながる疑いがあると判断すれば、捜査員が投稿に警告文を送る仕組みです。
近年、SNSなどを使って「受け子」や「出し子」を募集する特殊詐欺グループが増加していて、兵庫県内では、特殊詐欺事件が去年1年間で1000件以上発生。
被害額は約18億円に上ります。
兵庫県警は、これまで不審な投稿を捜査員が手作業で見つけて対応していましたが、来年度から導入予定の自動検出システムで、犯罪の効果的な抑止につなげたいとしています。