昨年6月にバンテリンドームナゴヤ(名古屋市)で行われたプロ野球・中日戦の未使用試合球がインターネットオークションに出品された問題で、愛知県警が、試合を担当した50歳代の元審判員の男を窃盗容疑で書類送検したことが、捜査関係者への取材でわかった。
捜査関係者などによると、元審判員は昨年6月19日の中日―巨人戦の未使用試合球を盗んだ疑いで、1月下旬に書類送検された。試合球は元審判員の家族名義のアカウントからフリマアプリで出品され、購入者によってネットオークションに出されたという。
中日球団側が昨年7月に確認し、被害届を提出。県警は兵庫県の元審判員宅を捜索するなど、調べを進めていた。日本野球機構(NPB)によると、元審判員とは昨年で契約を終了したという。