東京都八王子市の東京都立大南大沢キャンパスで昨年11月、教授の社会学者宮台真司さん(63)が襲われた事件で、警視庁捜査1課が容疑者とみられる死亡した無職の男(41)の自宅からハードディスク(HD)を押収したことが3日、捜査関係者への取材で分かった。動機や接点は明らかになっておらず、宮台さんや事件に関するデータが残っていないかどうか調べる。
捜査関係者によると、男は自宅で日常的にノートパソコンを使っていたが、事件後に処分したとみられる。男は12月17日、自宅で首をつって死亡しているのが見つかった。自殺とみられる。