いわゆる「袴田事件」の裁判のやり直しをめぐり、東京高裁が再審開始の可否を3月13日に決定する方針を固めたことがわかった。
1966年、静岡・旧清水市で一家4人が殺害された、いわゆる「袴田事件」。袴田巌氏は4人を殺害したとして死刑が確定したが、裁判のやり直しを訴え、東京高裁で審理が行なわれていた。袴田氏の弁護団によると、裁判のやり直しをめぐり、東京高裁が再審開始の可否を3月13日に決定する方針を固めたことがわかった。東京高裁の審理をめぐっては、犯行時の着衣とされる「衣類」についた血痕の色が重要な争点となっている。