ふるさと納税巡り贈収賄容疑 寒河江市元職員ら逮捕 山形県警

山形県寒河江市のふるさと納税を巡り、資格のない市外業者を承認するよう職員が虚偽の説明を手伝い、謝礼として約30万円を受け取っていたとして、県警捜査2課などは7日、加重収賄容疑で、元市職員の会社員、東海林(とうかいりん)雄彦(かつひこ)容疑者(39)=河北町溝延=を逮捕した。
贈賄容疑で「さくらんぼファクトリー」(山形市)社長、鈴木成花(せいか)=同県中山町あおば=ら2容疑者を逮捕した。県警は同日、寒河江市役所や同社、東海林容疑者の自宅などを家宅捜索し、関係書類を押収した。ふるさと納税を巡る贈収賄事件は県内で初めて。
ほかに贈賄容疑で逮捕されたのは、同社役員、相田潤容疑者(49)=山形市十日町。県警は、3容疑者の認否を明らかにしてない。
県警によると、東海林容疑者は令和2年4~12月の間、同市企画創成課職員として、ふるさと納税の協力事業者の適否をみる事務などを担当した。一方、鈴木容疑者らは寒河江市内に事業所がないにもかかわらず協力事業者の承認を得ようと東海林容疑者と共謀し、返礼品調達代として市から受け取った寄付金から6回にわたり、計29万814円を東海林容疑者が管理する口座に振り込んでいた。寒河江市から同社には計3億円の寄付金が支払われているという。
東海林容疑者は令和3年3月末に市役所を退職し、現在は民間企業に勤務している。