長野市長、公園廃止取り消しに含み「存続の声大きい」 初の説明会

長野市の公園「青木島遊園地」の廃止問題で市は11日、市立更北公民館で、初めて住民説明会を開いた。廃止決定の「説明がない」との反発に応じ、非公開で開催した。出席者によると「圧倒的多数が廃止に反対」。終了後、荻原健司市長は「今日の話し合いを受け止めると廃止のままでいくのはどうかなと思う」と、廃止取り消しに含みをもたせ、「私の責任で最終判断したい」と述べた。
住民は約300人が出席した。市立青木島小の元PTA会長の男性(74)は「子供の声が聞こえない街は寂しい。存続の立場で話し合いたいと提案した」と話した。80代の男性は「孫が遊んできた場所。子供には必要」と言い、元小学校教諭で60代の女性は「(隣接する)児童センターとのセットとして残すべきだ」と話した。
荻原市長は「存続の声が非常に大きい」と述べつつ、「市長、熟考しろと意見をいただいた。(言葉通り)熟考したい」と述べた。
市によると、公園は2004年に地域の要望で開設。面積は1376平方メートルで、遊具はうんてい1基がある。児童センターと保育園、小学校に囲まれているため、多くの子供が利用してきた。
隣接する1世帯が騒音を訴え、市が対応を検討。22年に区長会から廃止要望書が提出され、廃止を決めたという。市は23年1月、区長会を改めて開催。荻原市長によると、社会的反響が大きくなったため「区長の戸惑いが大きい」と明かしていた。【去石信一】