青森、大分に大型弾薬庫を新設へ 23年度着手、長射程弾保管

政府が、2023年度に青森、大分両県の自衛隊施設内で計4棟の大型弾薬庫の新設作業に着手することが分かった。他国領域のミサイル基地などを破壊する反撃能力(敵基地攻撃能力)に用いる長射程ミサイルの保管を想定する。政府関係者が15日、明らかにした。
大型弾薬庫は、陸上自衛隊大分分屯地(大分市)と海上自衛隊大湊地方総監部(青森県むつ市)に、それぞれ2棟ずつ計4棟整備する。23年度はこれに加え、全国に所在する複数の自衛隊施設で、6棟程度の大型弾薬庫の新設に向けた調査を始める。防衛省は23年度予算案に、関連経費として計約58億円を計上した。