関東など各地で相次いだ「闇バイト」強盗事件で、警視庁の小島裕史警視総監は15日の都議会で、警視庁による捜査状況を説明した。警視総監が捜査中の個別事件について都議会で言及するのは異例だ。
小島総監は、東京都狛江市で先月19日に起きた強盗殺人事件に触れた上で、一連の事件で警視庁がこれまでに容疑者約20人を逮捕したことを明らかにし、「狛江市の事件との関連性はもとより、強盗グループの解明、検挙に向けて全力で捜査している」と述べた。
一連の事件を巡っては、フィリピンから強制送還された男4人が特殊詐欺事件に絡む窃盗容疑で逮捕されている。小島総監は4人について、「一連の強盗事件を首謀したかどうかを含め、全容解明を迅速に進める」と強調した。