19日未明、堺市と大阪府泉佐野市で男性が8人組とみられる男に暴行され、財布などを奪われる事件が2件相次いだ。男らの人数や車で被害者を連れ去る手口が共通しており、府警が関連を調べている。
堺署によると、19日午前2時15分ごろ、堺市堺区三宝町の路上で、男子高校生(17)が徒歩で近づいてきた男らに鉄パイプで頭や足を殴られ、軽傷を負った。男子高校生は車で連れ去られて財布を奪われ、区内の公園で解放された。
男子高校生は「約8人の男に襲われた。白のワンボックスと黒のセダンの2台の車で移動していた」と話しているという。同署は強盗殺人未遂事件として捜査している。
同3時半ごろには、南へ約20キロ離れた泉佐野市長滝の路上で、アルバイトの男性(19)が男らに暴行され、車で連れ去られた。男性は携帯電話1台を奪われ、約30分後に市内で解放されたが、眼底骨折などで2カ月の重傷。
泉佐野署によると、目撃者は「襲ったのは20歳前後で8人ほどいた」と話しているという。
[時事通信社]