九州北部と山口で「春一番」 2年ぶり観測 福岡管区気象台

福岡管区気象台は19日、九州北部地方や山口県で「春一番」が吹いたと発表した。春一番は、立春から春分の間で最初に吹く南寄りの強い風。2022年は観測されておらず、2年ぶりとなった。
同気象台によると、低気圧が発達しながら日本海を東北東に進んだ影響で、18日夜から19日未明にかけて南寄りの風が強まった。最大瞬間風速は、福岡市中央区で11・1メートル▽長崎市南山手町で14・4メートル▽大分市長浜で13・5メートル▽山口県下関市竹崎で6・7メートル――を記録した。
この日、福岡市内は午前3時半に18・6度を観測するなど暖かい朝となったが、再び冬型の気圧配置となるため、寒さが戻る見通し。20日の最高気温も、平年より低くなると予想されている。【城島勇人】