臓器あっせん、違法確定なら「NPO認証取り消しも視野」…都局長が答弁

海外での臓器移植を無許可であっせんした疑いで警視庁に摘発されたNPO法人「難病患者支援の会」(東京)について、東京都の横山英樹・生活文化スポーツ局長は21日の都議会で「司法の場などで法令違反が確定した場合、NPO認証取り消しも視野に必要な措置を行う」と述べた。
代表質問で西沢圭太都議(43)(立憲民主)の質問に答えた。横山局長は「(摘発の)報道を受け、関係者から改めて事実関係のヒアリングを行うなど法に基づき適切に対応している」とした。
同会を巡っては、仲介を受けて海外で臓器移植を受けた患者らが、NPO法人であることを理由に会を信頼したなどと話している。会は2007年に内閣府からNPO認証を受け、12年度から都が所管している。