参院懲罰委員会は21日、ドバイに滞在したまま国会欠席を続けるNHK党のガーシー(本名・東谷義和)参院議員に対し、本会議場で陳謝させる懲罰処分を全会一致で決めた。22日に開かれる参院本会議で正式に決定する。
懲罰委員会では、N党の浜田聡政調会長が「(ガーシー氏が)不当な拘束を受ける可能性があるので登院をしません」と弁明書を代読した。与野党の討論後、「除名」や「登院停止」など4段階の懲罰で3番目に重い「議場での陳謝」を要求することが全会一致で可決された。
委員会後に取材に応じた浜田氏は、ガーシー氏が議場での陳謝に応じる可能性について「陳謝することはない」と否定した。今後、議場での陳謝に応じなかった場合は、再び懲罰委員会が開かれ「除名」を含んだより重い処分が検討されることになる。