栃木県那珂川町三輪の昭和レトロな自販機や遊具が並ぶ「なかよし自販機コーナー」で、遊具や自販機の一部が壊された器物損壊事件で、危害を加えたとみられる複数の男女が男性オーナー(46)に謝罪していたことが判明した。このグループはその後、那珂川署に同行を求められた。
オーナーや同コーナーの女性アルバイト従業員によると、21日午後9時ごろ、アルバイト従業員2人が商品補充のために同コーナーを訪れたところ、10代後半~20代前半の男性4人と女性1人が待機していた。アルバイト従業員がグループの1人から「謝りたいのでオーナーに会わせてほしい」と声を掛けられたため、オーナーに連絡。オーナーが駆け付けると、男女5人は一部の遊具や自販機などを壊したことを認め、オーナーに謝った。話し合いをした後、オーナーは那珂川署に通報。警察官が事情を聴くため、5人は署に同行された。
オーナーによると、同コーナーに設置していた監視カメラとライブカメラには、遊具や自販機が壊されたとみられる時間帯に男女10人が映っていた。10人は遊具などを壊したグループとみられ、県内の高校に通う未成年者も含まれているという。5人とは別の一部のメンバーも21日、保護者と共に那珂川署に危害を加えたことを申告したとみられる。【渡辺佳奈子】