ロシアのウクライナ侵攻開始から1年となった24日、避難民や支援者らが名古屋市中心部を行進し、戦争の早期終結を訴えた。キャンドルをともして平和を祈るイベントも開かれた。
冷たい雨が降る中、約130人が参加。「ウクライナに平和を」などと書かれたプラカードを掲げながら、約1時間練り歩いた。主催した日本ウクライナ文化協会の川口リュドミラ理事長は「1年前のあの日を忘れない。絶対に許してはいけない」と強調した。犠牲者に黙とうをささげ、ウクライナ国歌を歌った。
同日夜、久屋大通公園に集まった避難民らは、LED(発光ダイオード)で光るキャンドルを手にロシア軍の即時撤退を求めた。
南部ザポロジエ州から避難してきたイローナ・レブチェンコさん(29)は、現地に残る叔父一家を気遣い、「早く戦争が終わってほしい。ウクライナが勝利し、平和を取り戻したい」と願った。【田中理知】