NHK党のガーシー参院議員は27日、参院に対し、帰国して参院本会議に出席し「議場での陳謝」の懲罰に応じる意向を伝達した。党関係者が石井準一参院議院運営委員長に「本会議へ出席し、院議に従い、陳謝文を朗読する」と明記した文書を国会内で提出した。党関係者は具体的な帰国時期に関し「分からない」と述べるにとどめた。
立憲民主党の岡田克也幹事長はこれまでのガーシー氏の対応を批判。「出席拒否がニュースになっているのは非常に遺憾だ。早く戻って陳謝し、国会に出席してもらいたい」と神戸市で記者団に語った。
与野党では、ガーシー氏が陳謝を拒否すれば、最も重い除名を検討すべきだとの意見が出ていた。ガーシー氏は陳謝に応じ、除名を回避したい考えとみられる。
参院は22日、議場での陳謝を科す懲罰を与野党の賛成多数で可決。石井氏は対応を回答するよう求めていた。ガーシー氏は懲罰決定後、党関係者に「投票してくれた方々に申し訳ない」と帰国する考えを示していた。