各地で相次いだ広域強盗事件で「ルフィ」などと名乗り犯行を指示した疑いがある渡辺優樹容疑者(38)ら4人の特殊詐欺グループが、日本国内でだまし取った金を「地下銀行」を通じてフィリピンに不正送金させていたとみられることが1日、捜査関係者への取材で分かった。
地下銀行は無許可で海外への送金を請け負う組織。渡辺容疑者と交際していた女が、日本からグループの拠点であるフィリピンに現金を運んでいたことも判明している。警視庁は特殊詐欺事件に絡む窃盗容疑で4人を再逮捕しており、詳しい詐取金の回収ルートを調べている。