中学校切りつけ、逮捕の高校生「猫は俺がやった」…さいたま市内で4か所、切断された死骸発見

1日午後0時20分頃、埼玉県戸田市美女木の市立美笹中学校に刃物を持った男子高校生(17)が侵入し、校舎3階で男性教員(60)を切りつけた。高校生はその場で別の教員らに取り押さえられ、110番で駆けつけた警察官に殺人未遂容疑で現行犯逮捕された。
逮捕された高校生が住むさいたま市では2月、切断された猫の死骸が相次いで見つかり、県警が動物愛護法違反事件として捜査している。高校生は「猫は俺がやった」などと話しており、県警は関連を調べている。
死骸が見つかったのは、美笹中から北に3~10キロの範囲の計4か所。最初に見つかったのは13日朝で、南区の公園のベンチに前足とみられる部分が置かれていた。16日昼には、同じ公園の雑木林で胴部分が発見された。公園から東に約1キロの市立小学校校庭では翌17日、鉄棒に顎とみられる部分がひもでつるされていた。
26日には桜区の住宅街の畑で土に一部埋まった下半身が、南に約300メートル離れた市道では上半身が、それぞれ見つかった。両区で計2匹の猫が被害に遭ったとみられている。