脱炭素技術「日本が主導的役割」 経産相、アジア共同体で

日本とオーストラリア、ミャンマーを除く東南アジア諸国連合(ASEAN)各国の計11カ国による脱炭素の連携枠組み「アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)」が4日開いた初の閣僚会合後、西村康稔経済産業相は東京都内で記者会見した。二酸化炭素(CO2)を回収、貯蔵する「CCS」や水素など新たな技術の普及に向け「日本が主導的な役割を果たす」と強調した。
西村氏は、これらの分野で技術、資金、人材育成の面で各国から日本に強い期待が示されたと明らかにした。その上で「共同体が協力して市場を広げられれば、スケールメリットを生かして導入コストを低減できる」と述べた。