浜野さん「清楚でかわいらしい女性」、中高一貫校を卒業し立命館大に…女子大生殺害

知人の女子大学生に毒性の強いタリウムを摂取させて殺害したとして、大阪府警は3日、京都市左京区修学院中林町、不動産会社経営の宮本一希容疑者(37)を殺人容疑で逮捕した。
宮本容疑者は浜野日菜子さん(21)が亡くなった後、周囲に事件への関与を否定していた。
知人男性(60)によると、宮本容疑者は京都市中京区で不動産会社のほか、イベント企画会社も経営していた。男性は「頭が切れるタイプで、礼儀正しく、仕事もまじめだった」と話す。浜野さんは同社のイベントにスタッフとして参加していたという。
昨年11月頃、宮本容疑者と電話で話した際、「スタッフの子が亡くなって警察に疑われているが、僕は全く関係ない」と訴えられたという。男性は「他の知人らにも電話をかけて回っていたようで、かなり焦った様子だった」と振り返る。
一方、浜野さんの幼なじみの女性(20)らによると、浜野さんは大阪市内の私立中高一貫校を卒業後、立命館大法学部に進学。「 清楚 (せいそ)でかわいらしい女性で、昔から学業も優秀だった」と話す。
別の友人の女性(21)は昨年1月、成人式で浜野さんと数年ぶりに再会し、笑顔で声をかけられた。「気さくな性格で友達が多かった。あんなに元気だったのに、亡くなったなんて信じられない」と話した。