車で連れ去られた女児、悲鳴上げてひどく泣く…「成育へ悪影響も」懲役1年6月判決

下校中の小学2年の女児(当時7歳)を車で連れ去ったとして、未成年者略取誘拐と監禁の両罪に問われた被告の男(28)の判決が3日、京都地裁であり、平手一男裁判官は「卑劣で悪質な犯行」として、懲役1年6月(求刑・懲役2年)の実刑判決を言い渡した。
判決によると、男は昨年10月5日午後3時15分頃、京都府城陽市内の路上で、下校中の女児の体を押すなどして無理やり車に乗り込ませ、連れ去った。
判決で平手裁判官は、女児は悲鳴を上げて嫌がっており、約7分後に数百メートル先で解放された直後もひどく泣いていたと指摘。「強い恐怖を覚えたようにうかがえ、成育への悪影響も懸念される」と述べた。