7日に打ち上げ再挑戦のH3ロケット 発射地点に「帰還」

7日に打ち上げに再挑戦する日本の次世代大型ロケット「H3」初号機は6日午後、格納されていた種子島宇宙センター(鹿児島県南種子町)の大型ロケット組立棟から発射地点に戻され、打ち上げに向けた最終段階の作業に入った。
初号機は、先月17日に予定されていた発射の直前、機体制御システムの誤作動で打ち上げ中止となり、発射地点からロケット組立棟に戻された。その後、原因究明と対策を急ぎ、これらが完了したことから7日の打ち上げが決定した。
機体は6日午後4時、ロケット組立棟から移動発射台でゆっくり移動を始め、同33分に約400メートル離れた発射地点に到着した。その後は配管の接続や燃料の充、電気系統のチェックなど、打ち上げに向けた詰めの作業を進め、打ち上げ中止の原因となった機体制御システムの最終的な検証も行って再挑戦に臨む。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)とともに開発を行った三菱重工業の担当者は「よく3週間で打ち上げ再挑戦にこぎつけたと思う。全員が全力で頑張った。7日の打ち上げは必ず成功すると信じている」と期待を込めた。
H3は、H2Aの後継となる基幹ロケット。日本の衛星打ち上げビジネスの確立を目指し、企業からの使いやすさを重視して設計された。初号機は7日午前10時37分に打ち上げられ、防災などに利用する国の先進光学衛星「だいち3号」を約17分後に分離。高度669キロの軌道に投入する。