就職活動中の大学生になりすまし、就職採用選考のウェブテストを受けたとして、私電磁的記録不正作出・同供用罪に問われた元関西電力社員の田中信人被告(28)の初公判が8日、東京地裁(香川徹也裁判官)であり、田中被告は起訴事実を認めた。検察側は論告で懲役2年6月を求刑。弁護側は執行猶予付きの判決を求めて結審した。判決は28日。
検察側は冒頭陳述で、田中被告は2019年3月頃から不正受検をするようになったと主張。20年11月頃から昨年7月頃まで、約300人から依頼を受けて約1000社を受検し、依頼者から計約400万円を受け取ったと指摘した。田中被告は被告人質問で「感謝されるのがうれしくて続けてしまった」と述べた。