女子大学生にタリウムを摂取させ殺害したとして男が逮捕された事件。男はタリウムを摂取させた後、証拠隠滅を図った可能性があることがわかりました。 去年10月に大学生の濱野日菜子さん(21)の自宅マンションでタリウムを摂取させ殺害した疑いで、今年3月に逮捕された京都市の宮本一希容疑者(37)。事件当日、宮本容疑者は現場のマンションを複数回出入りしていたということです。 捜査関係者によりますと、宮本容疑者が濱野さんのマンションを複数回出入りしていたのは、2人で酒を飲んだ後、濱野さんの体調が悪化してから両親が迎えに来るまでのわずかな時間だったということです。防犯カメラには、何かを持って外に出た後、手ぶらで戻る姿も映っていたということで、警察は証拠隠滅を図った可能性もあるとみて捜査しています。 逮捕から3月10日で1週間となりますが、宮本容疑者は取り調べに黙秘を続け、雑談などにも応じていないということで、具体的な動機などの解明に至っていません。