東日本大震災から12年となった11日、福島県主催の追悼式が福島市で行われた。岸田首相をはじめ、国や県の関係者や遺族ら約300人が参列し、犠牲者の 冥福 (めいふく)を祈るとともに復興への誓いを新たにした。
地震発生時刻の午後2時46分に合わせ、参列者は1分間黙とうした。岸田首相は「引き続き、福島の本格的な復興・再生、東北の復興に全力を尽くす」と述べた。
津波で両親を亡くした同県南相馬市の宮口公一さん(65)は遺族代表として、「悔しく、残念な気持ちは12年たった今も全く変わっていない。常に防災意識を持って生活することが大切だ」と語った。