路上に止められていた車の中から現金約30万円が入ったリュックサックなどを盗んだとして、神奈川県警川崎臨港署は14日、自称川崎市川崎区の職業不詳の男性（48）を窃盗容疑で逮捕した。同署によると、被害に遭った会社社長の男性（47）が、リュックサックの中に入れていた位置情報を把握できる米アップルの紛失防止用機器「AirTag（エアタグ）」の情報をもとに追跡し、容疑者の逮捕につながったという。
逮捕容疑は、14日午前、川崎市川崎区の路上に駐車していた車から、川崎市幸区の会社社長の男性が所有する現金約30万円が入ったリュックサックなどを盗んだとしている。車は施錠されていなかった。容疑者は「間違いありません」と容疑を認めている。
川崎臨港署によると、会社社長の男性がエアタグが示した川崎市川崎区の病院に向かうと、リュックを持った容疑者がいたという。【田中綾乃】