京都市は、市が管理する一部の街路灯の電気料金を、関西電力に対し10年以上前から、実際よりも1億円以上多く支払っていたと発表しました。
京都市によりますと、市道などに設置している街路灯の一部の電気料金を確認できただけで2012年から去年までの間に、約1億1500万円多く支払っていました。
京都市は2013年度以降、街路灯を順次、蛍光灯からLED灯へと変更し、関電に電力容量を引き下げる申請をしましたが、関電は1万555件の契約について元のワット数に基づいた料金を請求し続けていたということです。
さらに撤去された街路灯に対し、請求を続けていたケースも191件確認されました。
関電は「一度に多数の申し込みがあり、十分な管理ができていなかった」として2012年7月分から2022年12月分までの9276件、1億円あまりについて返還に応じる意向です。
街路灯の電気料金の過払いは、これまでに大阪府と市、和歌山県でも見つかっています。