人気観光地の静岡・熱海市で、三輪自動車の「トゥクトゥク」が歩行者をはねる事故があった。
ホテルの入口前にあるのは、赤と白でペイントされた事故を起こしたトゥクトゥク。
事故現場に残されたトゥクトゥクは、ポールにあたって止まり、タイヤの部分が左に曲がったまま大きく壊れていた。
事故の影響からか、近くにある植え込みは茶色い土がむき出しになっていた。
事故が起きたのは15日午後2時半ごろ。20代の男性が運転していたトゥクトゥクが歩道に乗り上げ、歩行者3人をはねた。
トゥクトゥクは、タイなど東南アジアで普及している三輪自動車。運転席の後ろに人や荷物をのせることができ、タクシーや荷物の運搬に使われる人気の乗り物だ。
事故現場は熱海駅から約500m離れた国道135号線で、目の前には、観光名所の「お宮の松」が見える。観光地の国道とあって交通量は多いものの、ほぼ直線で見通しのいい道路だ。
事故を目撃した人: 歩道にやばい突っ込んできた(と思った)。(ハンドルが)こんな感じで歩道へどーんと上がってきましたよ。
警察によると、この事故で10代の男性が一時、意識不明の重体となったが、その後、意識は回復したという。また、50代から60代の男性がドクターヘリで搬送されたほか、20代の男性が軽いケガをした。
事故を起こしたトゥクトゥクは熱海市内で借りられるレンタカーで、当時、5人が乗っていたという。
警察は、道路わきの段差などにハンドルを取られて運転操作を誤ったとみて、当時の状況を調べている。
(「イット!」3月15日放送より)