13日深夜、午後11時過ぎ。前方を走る黒い車の窓から、弧を描くように飛び出す“光”。 空中を舞っているのは…“火花”です。
黒い車の運転席側の窓からは、続けざまに「花火」のようなものが何発も飛んでいきます。
これは、岡山市内の県道を走る車の助手席から撮影された映像です。
撮影者: もう恐怖しかないですよね。火花もう一回地面に落ちて、パンパンと跳ねるような感じ。 (横を走っていた)白い車がよけても、その方向に向かって投げてる感じがしました。めちゃくちゃ狙ってました。
映像をよく見ると、隣の車線を走っている白い車が、花火のようなものをよけようと、急ハンドルを切る様子も確認できます。
一体なぜ、黒い車は、このような危険な行動に出たのでしょうか?
撮影者: パッシングを白い車が(黒い車に)して。(すると黒い車が)「前に行かさん」みたいな感じで、蛇行運転し始めて。その直後に花火みたいなものが降ってきたんです。 10発以上だったかもしれないです。シュンシュンシュンって。
白い車からパッシングされた黒い車は、約700mにわたって、花火のようなものを10発以上も発車していたといいます。
「車から花火を発射する」という非常識な危険行為。 道路交通法に詳しい狩野祐二弁護士は、「逮捕される可能性」は十分にあると言います。
アトム法律事務所 狩野祐二 弁護士: 刑事上の責任としては、いわゆる”あおり運転”ですので、道路交通法の運転妨害罪という罪が成立します。また、花火によって周りの人や物を傷付けることがあれば、傷害罪・器物損壊罪も成立します。かなり悪質なケースですので、罪は重くなることが予想されます。逮捕の可能性は充分にあります。
(めざまし8「NewsTag」より 3月15日放送)