東京・あきる野の男児死亡、母親の交際相手を傷害容疑で再逮捕

東京都あきる野市で男児(5)が同居する母親の交際相手の男から暴行を受け、その後死亡した事件で、警視庁福生署は15日、別の日にも男児に暴行を加えていたとして、傷害の疑いであきる野市原小宮、無職、山本伯画(はくが)容疑者(40)を再逮捕した。調べに対し容疑を認め、「顔を平手でたたいたことは覚えているが、どういう暴力を振るったか思い出せない」と供述している。
逮捕容疑は2月9日午前4時~5時10分ごろ、自宅で同居する小西刀護(とうご)ちゃんの体を持ち上げて床に落としたり、顔を拳で約10回殴った上に背中を蹴るなどの暴行を加え、頭部などにけがを負わせたとしている。
福生署によると、山本容疑者は刀護ちゃんの30代の母親の交際相手で、昨年12月から3人で同居。刀護ちゃんは今年2月22日、山本容疑者から太ももを複数回蹴られるなどの暴行を受け、転倒して頭部を強打。その後意識不明となり今月8日に死亡した。山本容疑者は「1月下旬から複数回暴行した」とも供述しており、余罪を調べている。