埼玉・川口の郵便局強盗、中国籍の27歳専門学校生を逮捕…「投資で200万円失った」

埼玉県川口市並木の郵便局で2月に発生した強盗傷害事件で、同県警は16日、別の事件で逮捕している中国籍で東京都荒川区東日暮里、専門学校生陳秀平容疑者(27)を強盗致傷容疑などで再逮捕した。
発表によると、陳容疑者は2月16日午後1時40分頃、川口並木郵便局でカウンター越しに窓口担当者に刃物のようなものを見せながら「お金、お金」などと脅したうえ、カウンターを乗り越えて別の局員2人を切りつけ、現金6万円を奪った疑い。局員2人のうち、40歳代の男性は顔などに大けがを負い、30歳代の女性は左手に軽いけがをした。
陳容疑者は調べに対して容疑を認め、「投資で約200万円失った」などと話しているという。
県警幹部によると、事件当日の午後4時頃、現場近くのマンション敷地で不審な男を見たとの情報が寄せられ、捜査員が調べると、ガラスの割れた1階の部屋からジャケットなど3点(計7000円相当)が盗まれていた。付近の防犯カメラの映像から陳容疑者を特定し、同26日に窃盗などの容疑で逮捕したうえで郵便局の事件との関連を調べていた。