厚生労働省の指定難病検討委員会は22日、医療費の助成を受けられる「指定難病」として、乳児期早期からの筋緊張低下や重度の知的障害などの特徴がある「MECP2重複症候群」など3疾患を追加指定することを了承した。指定難病は計341疾患になる。
このほか、気道内などの線毛の運動が障害される「線毛機能不全症候群(カルタゲナー症候群を含む)」と、背骨の変形などの症状がある「TRPV4異常症」の2疾患も指定する。3疾患の患者数はそれぞれ50~5000人程度いるとみられる。今後、パブリックコメント(意見公募)や自治体への周知を経て、助成を始める方針だ。【村田拓也】