東京都狛江市の住宅で1月、住人の大塩衣与さん(当時90歳)が死亡した事件で、東京地検立川支部は22日、強盗殺人などの容疑で逮捕されていた住所不定、無職、加藤臣吾容疑者(24)を強盗致死などの罪で起訴した。この事件の実行犯とされる人物が起訴されるのは3人目。
起訴状によると、加藤被告は仲間と共謀し、1月19日午前11時半ごろ、狛江市の大塩さん宅に押し入り、大塩さんをバールなどで殴って死亡させ、腕時計3本など4点(時価約59万円相当)を奪ったとしている。地検立川支部は被告の認否を明らかにしていない。被告は昨年12月に広島市で起きた強盗傷害事件に関与した疑いでも逮捕、起訴されている。
狛江事件を巡っては、地検立川支部が永田陸人(21)、野村広之(52)の両被告を既に強盗致死などの罪で起訴している。【加藤佑輔】