栃木県矢板市の社会福祉法人「がんばり福祉会」が運営する二つの保育園で不適切な保育が行われた疑いがあるとして、県が法人に対して児童福祉法に基づく改善勧告を行った。勧告は23日付。
県によると、同法人が運営する認可保育園「こどもの森保育園」と「こどもの森こころ保育園」で、保育士が園児の足を持って宙づりにしたり、別の園児に砂をかけた園児に保育士が砂をかけ、髪を引っ張って洗い場まで連れて行ったりするなどの行為や、園児やその家族への暴言などが確認されたという。昨年12月に匿名の情報提供があり、今年2月に県が実施した監査で判明した。
こどもの森こころ保育園では21年8月にも「保育士が園児に暴言を吐いた」などの通報があり、同年10月に県が行政指導をしていた。指導の期間中に再度不適切な保育が疑われたため、より踏み込んだ改善勧告を出した。法人に対しては4月21日までに改善状況を報告するよう求めた。
県こども政策課は「指導の最中に不適切な保育がなされていたのは非常に残念。今後改善されるよう、指導監督に取り組みたい」としている。法人側は「顧問弁護士に対応を一任している」とし、取材に応じなかった。【玉井滉大】