室蘭市のガソリンスタンドからガソリンが漏えいし、水道水から発がん性物質が検出された問題で、スタンドの運営会社が問題発覚前の8カ月間点検を怠り、さらに虚偽の記録をつけていたことが分かりました。
北海道エネルギーによりますと、問題のガソリンスタンドでは、2021年11月から2022年7月までの8カ月間、週に1回以上の実施が義務付けられているガソリン漏れを確認する点検を怠っていました。さらに、「検査済み」とする嘘の記録も作っていたということです。北海道エネルギーは点検の重要性を十分認識していなかったことが原因だとしています。
また、3月16日室蘭市が周辺の地下水から油分を検出したことを受け、ENEOSが調査しましたが異常はなく、発がん性物質のベンゼンも検出されませんでした。ENEOSは市や周辺住民立ち合いのもと、再検査を行うことも検討しているということです。