校長「勉強のため思い立ったら出かけた」…カラ出張やアポなし空振り出張繰り返し懲戒免職

兵庫県教育委員会は28日、不適切な出張を繰り返して旅費を受け取ったとして、尼崎市立小の校長(48)を懲戒免職処分にした。
発表によると、校長は2021年4月~22年7月、計93件の不適切な出張を重ね、計約27万円を不正に受け取ったという。
県教委によると、不適切と判断したのは、▽アポイントを取らなかったため、相手に会えなかった出張(38件)▽公務と認められない用件での出張(44件)――など。なかには出張行為そのものが確認できないケースもあった。
県教委の調査に、校長は「勉強のため思い立ったら出かけた。必要な出張だと認識している」などと説明したという。