3日午前、北海道赤井川村の山中で、スノーボードが足についた状態で見つかった遺体の身元は、札幌市の37歳の女性と判明しました。
3日午前10時半ごろ、赤井川村の山中で、スキーヤーから「足が見える」と、近くのキロロスキー場のパトロール隊に連絡がありました。 警察がヘリコプターで救助しましたが、死亡が確認されました。 死亡したのは、女性で、スキーウェアを着て、足にスノーボードがついた状態でした。
その後、警察が身元の特定をすすめた結果、札幌市手稲区に住む会社員、西口加奈子さん37歳と判明しました。
警察によりますと、西口さんの行方不明の届け出があったのは、2月20日…
その5日前の15日から、西口さんと連絡がとれないことを不審に思った会社の上司が、会社から支給のスマートフォンの位置情報などをたどり、キロロの駐車場で、西口さんの車と社用のスマホを発見。
警察が調べをすすめると、15日、キロロの山頂までリフトを利用していたことがわかりました。
スノーボードの上級者で、よくキロロで滑っていたこともあり、警察は、1人でバックカントリーに入り、遭難したとみて、ヘリコプターと山岳救助隊でキロロのコース外の捜索にあたりました。
しかし、本人の携帯電話の電波、目撃情報など、手がかりになるものがなかった上、キロロ周辺では、15日以降だけでも1メートルほどの雪が降り、捜索は難航していました。
なお警察によりますと、西口さんの死因は、窒息でした。