統一選、投票進む=9知事・41道府県議選など

第20回統一地方選の前半戦となる9道府県知事選、6政令市長選、41道府県議選、17政令市議選の投票が9日午前7時から行われている。地域政党「大阪維新の会」と非維新勢力が激突した大阪府知事・市長の「ダブル選」や、与野党の全面対決となった北海道知事選、自民党が分裂選挙となった奈良、徳島両県知事選などの勝敗が注目される。
選挙戦では物価高対策や子育て政策、地域活性化などを争点に各党が論戦を展開。道府県議選は自民が前々回、前回に続き総定数(2260)の過半数を獲得するかが焦点だ。
投票は一部の地域を除き午後8時に締め切られ、即日開票される。知事・政令市長選は9日深夜には大勢が判明し、議員選は10日未明に議席が確定する見込みだ。
知事選は北海道、神奈川、福井、大阪、奈良、鳥取、島根、徳島、大分の9道府県、政令市長選は札幌、相模原、静岡、浜松、大阪、広島の6市で投開票される。道府県議選は岩手、宮城、福島、茨城、東京、沖縄の6都県以外が対象。政令市議選は仙台、静岡、北九州を除く17市で行われる。
総務省がまとめた午後1時現在の中間投票率は、41道府県の単純平均で12.14%。前回を5.3ポイント下回っている。
[時事通信社]