「公正公平な社会を」東京地検の伊藤文規・新特捜部長が抱負

東京地検特捜部長に10日付で就任した伊藤文規氏(54)が同日、報道陣の取材に応じ「正直者がばかを見る社会ではなく、公正公平な社会にしていきたい」と抱負を語った。
伊藤氏は愛知県出身で、名古屋大学法学部を卒業後、平成9年に任官。東京地検特捜部に通算12年3カ月在籍するなど「現場派」の検察キャリアを歩み、特捜部副部長時代には、吉川貴盛・元農林水産相の鶏卵生産大手をめぐる汚職事件などの政界事件を複数手掛けた。
伊藤氏は特捜部について「国民が不公正だと思う社会に潜んでいる犯罪を摘発することに意義がある」と強調。「国民から信頼されなければならないという点でプレッシャーはあるが、気負わず自然体でやっていきたい」と話した。
前特捜部長の市川宏氏(53)は、同日付で甲府地検検事正に就任した。