9日投開票された大阪府知事、大阪市長のダブル選は、いずれも大阪維新の会が勝利を収め、維新陣営は歓声に包まれた。維新政治への評価や、カジノを中核とする統合型リゾート(IR)の誘致が大きな争点となっていた。知事選では現職の吉村洋文さん(47)、市長選では新人の横山英幸さん(41)が、それぞれ政治団体「アップデートおおさか」の要請で出馬した無所属新人の谷口真由美さん(48)、北野妙子さん(63)を圧倒した。維新は同日投開票の府議選、大阪市議選でも過半数をとって勢いを見せつけた。
「非維新」勢力の結集を目指した元大学准教授の谷口さんは、敗戦が濃厚になると、ダブル選をともに戦った北野さんと大阪市中央区のホテルで記者会見に臨み、「ピッチに立たせてくださったことに感謝したい」と述べた。
今回の選挙まで「政治家になるつもりは1ミリもなかった」というが、大阪で10年以上続く「維新政治」の是非を問いたいとして、出馬を決めた。
法学者やテレビのコメンテーターとして知られ、街頭演説では 舌鋒 (ぜっぽう)鋭く、維新のIR誘致を批判。「住民投票で決めるべきだ」と持論を展開した。北野さんと「女性コンビ」で活動し、ヒョウ柄のコート姿で大阪らしさをアピールしたが、及ばなかった。
谷口さんは「戦い抜き、完全燃焼した。1回きりと決めていた。ただの大阪のおばちゃんに戻ります」と語った。