国民生活センターは12日、花粉症への効果をうたって販売されていた健康茶から、医薬品成分のステロイドが検出されたと発表した。
同センターが通信販売サイトで香塾(大阪)が扱う「ジャムー・ティー・ブラック」を購入して検査したところ、ステロイド成分の一種で、感染症の悪化やけいれんなどの副作用があるとされる「デキサメタゾン」が1グラムあたり3マイクロ・グラム含まれていたという。
同センターの相談窓口に1月、医師から「この製品を飲んだ女性患者の血液検査に異常があった」との報告があり、判明した。女性は飲用をやめ、検査値は改善したという。香塾は取材に対し「担当者が不在で回答できない」としている。
同センターは、許可を得ずにデキサメタゾンが含まれた商品を販売したことから医薬品医療機器法違反の恐れがあるとして、厚生労働省と消費者庁に事業者への指導を要望した。担当者は「飲用している人は、医療機関を受診して相談してほしい」と呼びかけている。