沖縄県の宮古島周辺で10人が乗った陸上自衛隊のヘリコプターが行方不明になった事故で、陸自は13日、これまでの捜索で回収した機体の破片の一覧を公表した。浮遊物や漂着物は島の広範囲に分散しており、周辺の複雑な潮流の影響とみられる。陸自などは潮の流れを計算しながら、範囲を広げて捜索。乗っていた坂本雄一第8師団長らの発見に全力を挙げている。
陸自トップの森下泰臣陸上幕僚長は同日の定例会見で、事故から1週間が経過したことについて「家族らの心痛や島民、国民に不安を与えたことをおわびする」と改めて謝罪。捜索状況について「海底や潮流が複雑だ。原因究明のため、必ず機体は引き揚げないといけない」と話した。
陸自によると、回転翼や脚の部品、機首にあるレーダーや周囲の複数のドアなどを回収。機内の壁の一部も見つかったが、大半は壊れやすい外装部分で、エンジンや操縦席といった主要部や、機体に固定されたフライトレコーダーは発見されていない。
[時事通信社]