襲撃直前、電車乗り継ぎ和歌山へ 首相の日程調べ計画した疑い

岸田文雄首相の選挙応援演説会場で爆発物が投げ込まれた事件で、威力業務妨害容疑で逮捕された兵庫県川西市の無職木村隆二容疑者(24)が爆発の約1時間前、南海電鉄和歌山市駅の改札を出る姿が防犯カメラに写っていたことが17日、捜査関係者への取材で分かった。和歌山県警は遊説日程を事前に調べ、爆発物を所持したまま電車を乗り継ぎ現場入りしたとみて捜査している。
捜査関係者によると、容疑者がカメラに写っていたのは事件当日の15日午前10時過ぎ。駅のロータリーは現場の雑賀崎漁港近くの停留所に向かうバスが発着しており、県警がバスの車載カメラの映像も確認している。
約1時間後には漁港付近のカメラに、会場へ徒歩で向かう容疑者とみられる男の姿が写っていた。容疑者が持ち込んだ筒状のものは2本見つかり、かばんに刃渡り約13センチの果物ナイフがあった。
自民党本部によると首相の遊説日程は前日の14日夕、党のホームページに掲載。自民党候補者もSNSで発信しており、容疑者がこれらから情報を得て計画を立てた可能性がある。